須堂さくら 作
微笑みを消してしまいたいのにと思う。
いつもずっと無理をしているから。
たとえばあの悲しい日に、初めて見せた涙のように。
いつだって自分には、「ホントウ」を見せて欲しい。
それなのに、いつだって
嬉しいのは微笑みだけで。
辛くないのかなんて考えられない。
「…本物を…」
「何ですか?」
「いいえ」
見たいのはそう、きっと
ホントウの微笑み。
2004/10/23 公開
どうしよう。書き出したら止まらない。
不思議な世界観が好きかもしれない。
そして時雨くん側ばっかり。
それはまぁ、彼の為せる業。